考察

OSSとは標準規格である(3)――OSSを作る側の幸福

企業としてOSSを開発することにどういった利点があるのだろうかということについて ソフトウェア規格の奪い合い OSSは最大多数の最大幸福を実現する OSSを作る側の幸福 の順に書いている。今回は3回目である。 OSSを作る側の幸福 OSSは利用者を幸せするから…

OSSとは標準規格である(2)――OSSは最大多数の最大幸福を実現する

企業としてOSSを開発することにどういった利点があるのだろうかということについて ソフトウェア規格の奪い合い OSSは最大多数の最大幸福を実現する OSSを作る側の幸福 の順に書いている。今回は2回目である。 OSSは最大多数の最大幸福を実現する ソフトウ…

OSSとは標準規格である(1)――ソフトウェア規格の奪い合い

OSSは今や当然の存在だ。ソフトウェアが欲しいときに最初に検討するのはOSSだ。OSSを無視して計算機システムを考えることは不可能だ。 OSSは篤志家が開発していることも多いが、最近では企業が争って開発に参加している。私がお世話になっているHadoopもほと…

正しい開発プロセスなんてあるのだろうか

良いソフトウェアを生み出すためには良い開発プロセスが必要である。ソフトウェア工学のセントラルドグマだ。 複数人数で管理のない体制の中でまともな製品が生まれることはない。烏合の衆が勝手気ままに動いて製品が出来上がるほど我々は賢くない。 大きな…

無駄に段落が多い本が嫌い

近年に出版された本は、段落の数が多い。一つの段落の文字数が少なく、頻繁に改行が入っている。1文ごとに改行しているような場合も多い。幻冬舎新書や星海社新書といった新書はその傾向が強いように思う。 以下の1つ目の写真は中公新書『理科系の作文技術…

Scaling parameters of the straw buckets in CRUSH

Scaling parameters of the straw buckets in CRUSH

結果がわかっていたら戦争は起こらない?

是非は別として、世の中が右傾化しているように思う。右傾化したら戦争になるという人もいるが、左右と戦争が起こるか起こらないかはおそらく関係ない。 チキンなので、戦争に巻き込まれたくないから、なくす方法を考えている。 一つ思ったのは、やる前から…

ガンダムファイトは戦争のきっかけになる

戦史とか兵器とかは好きですが、反戦派と自認しています。 『Gガンダム』というアニメが昔ありました。地球をリングとして各スペースコロニー国家の代表のガンダムが戦うという物語です。国家の覇権争いを戦争で行う代わりに、ガンダムファイトで行う。要す…

ソースコードは符号でなくて規則なのではないか

前回ソースコードは符号でなくて織物なのだからソーステキスタイルとでも呼ぶべきと書きました。 codeには符号以外の意味もあります。ドレスコードのcode、つまり規則です。 規則という意味であれば、ソースコードという呼び方も私にはしっくりきます。 なぜ…

コードでなくてテキスタイルと呼ぶべき

昔、ソースコードのコードのことを、符号という意味のCodeではなく、コード織りのCordだと思っていました。コードを書くこと、つまり部品が絡み合わせていって大きなソフトウェアにする作業は、布を織るようだからです。 文字コードのコードが符号という意味…

OSS潜入レポート

趣味でOSSコミュニティに潜入しております。調査対象は、お世話になっているHadoopの開発コミュニティです。 昔からOSSに対して疑問だったことがあります: こいつら仕事でもないのになんでプログラムなんて作っているの? OSS開発に潜入して、OSS開発者の正…

スケールアップとスケールアウトをどう組み合わせるべきか?

How should we mix scale-up and scale-out strategies

Raspberry PiでHadoopクラスターを構築したい

最弱のHadoopクラスタをRaspberry Piで構築する - もょもとの技術ノートmoyomot.hatenablog.com 自前のHadoopクラスタが欲しくなったので、構築を計画中です。リンクのように、Raspberry PiでHadoopクラスタを構築している例があります。 あまり言及されてい…

マジで2045年に機械が人間を超えたなら

2045年に機械が全人類の知性を超えて、以降人間の追いつけない速度で機械が自立的に進化を始めると言われております。仮にマジでこうなったとしたらどうなるのだろうか? 『ターミネーター』のように機械と人間の戦争が始まるのでしょうか? 完全に自立した…

あり余るコンピュータの性能の使い方?

2045年問題というのが、(言葉はおかしいですが)流行りの未来です。 コンピュータが発明されて半世紀の間、その性能は等比級数的に向上してきました。そして、次の半世紀もコンピュータは同様に等比級数的に進化すると言われています。今の形体のままで、た…

因果関係を論じる場合に

理由なんか考えずに、妖怪のせいとしてしまう考え方もありうる。しかし、「風が吹けば桶屋が儲かる」式に何でも原因と結果、いわゆる因果律(物語といっていいかもしれない)があるというパラダイムが支配的だ。 この「風が吹けば桶屋が儲かる」式に世界を切…

タイムトラベルSFの分類

タイムトラベルはSFでは一般的な仕掛けである。 SF上のタイムトラベルにはいくつかの種類が存在する。 そこで、SF物語上のタイムトラベルを分類して整理したいと思う。 よくあるように、2つの軸に分けて、4象限のマトリクスで分類していく:軸はそれぞれ、…

水面波の数値解析における安定性について

どこかのだれか(たぶん世界に2〜3人ぐらい)にはきっと理解されて役に立つであろうこと。闇に葬られるのも耐え難いので、英語にして公開する。 Stability of numerical analysis about free surface flow

ウェブは静的な書物に不向き

ウェブの欠点は何かと考えたら、やっぱり更新されない情報には使いにくいということなのではないだろうか。 ハイパーテキスト形式の論文を配布するシステムとして発明されたはずだが、結局論文はPDFで配布されている。 リンク先がいつまでもあるかどうか分か…

どうにかしろでどうにかなるなら,その人要らなくない?

今の上司の批判でもなんでもなくて,話に聞いたことやかつて見たことを考慮して,エライ人一般のものの考え方を推測している. どうもエライ人というのは,どうにかしろと言えば自動的に問題が解決されていると思っているようだ.具体的なことは言わない.ア…

人の上に立たせたらあかん奴3:  正統性のない人

前々回: 人の上に立たせたらあかん奴1: 偉くなりたいと思う人 前回: 人の上に立たせたらあかん奴2: 成果を上げている人 偉くなりたいとも思っていなくて,成果を上げてもいない人が,人の上に立つべきというならば,例えば私みたいなのが偉くなるべきと…

人の上に立たせたらあかん奴2:  成果を上げている人

前回: 人の上に立たせたらあかん奴1: 偉くなりたいと思う人 人の上に立たせたらあかん奴として, 偉くなりたいと思う人 成果をあげている人 正統性のない人 を挙げたが,今回は2について. 特定の人を連想しているわけではなくて,今までに見聞きした人物…

人の上に立たせたらあかん奴1:  偉くなりたいと思う人

人間に上も下もないとは思うのだけれども,立場には上下がある.人が集まって事を行うためにはやむを得ないことだ. しかし,人の上に立たせたら,事態をいたずらに混乱させるだけで,害悪になる人種はいる.仕切る人がいないなんてありえないので,ないより…

教育は教育者の娯楽のため

教育とは便利な言葉だ。教育という名目ならば、非生産的なことをさせることが許される。非効率でも、非合理でも、教育ならば許容される。 効率や合理性を求めたら、教育なんてできないのも事実だ。教育で効率や合理性を追求したら、予備校や専門学校のような…

ビッグデータとPDCAサイクル

最近流行りのビッグデータとデータサイエンスという言葉がある。これは、データ:事実に基づいた科学的な経営のことだ。企業に存在するデータを分析して得られた仮説を元に何らかの行動を起こしてビジネスを拡大していこうというものである。 事業にはPDCA(P…

奴隷が王になる理由

昔から疑問なこと 奴隷から王になった男がいたとしよう。王は、俺は奴隷のときに努力して優秀だったから、認められて王にまでなることができた、お前ら奴隷も俺をみならって必死に働け、と言う。 しかし、奴隷で優秀だったなら、お前は一生奴隷をしてるべき…

顔認証が絶対来る

【舛添知事定例会見詳報】(下)認知症不明者対策「全員にチップか何か埋め込めば絶対見つかる。そこに至るまでの間で試行錯誤は必要」+(2/10ページ) - MSN産経ニュース 将来的にはこういう時代になると思う。 IDというのは、その人が他のだれでもないそ…

理解の6段階

理解の対象があったとして、それを分かっているっていうのは以下の6段階のレベルがあると思う。 対象について分かっている 対象について分かっていないことが分かっていて、何が分からないかもわかり、どうやれば分かるかも分かる 対象について分かっていな…