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熱的に死んだ世の中が見てみたい

所感 a.k.a. poem

系の安定点とそこに至る過程を調べることはほとんどライフワークですが、近頃の興味はもっぱら人間です――権力構造がどのようなプロセスで出来上がるのかとか、男女の最適なカップリングはいかなるものか、どうやったらそれを実現できるのかとか。

人間の歴史も長いので、世の中はかなり安定な状態に近づいていると思うのですが、まだまだ非効率です。

効率性が飽和した世界、最大多数の最大幸福を実現した社会というのがどういうものなのでしょう。それはエントロピーが最大に達した均質で平坦な世の中なのかもしれません。それは熱的に死んだ状態で、おそろしくつまらない世界なのでしょうか。根拠はないが、社会がこのまま変化していくと、効率的だが退屈な、ディストピアと表現されるものになっていくように思っています。

私はディストピアの先に何があるのかを見たいのです。だから、社会をどんどん効率化していって、どんどんつまらなくしていきたいわけです。面白きこともなき世をさらに面白くなくということです。

大東京トイボックス』の卜部・ジークフリート・アデナウアーがいった

平坦になったその世界で誰かが誰かを殺したとき人は次に何をつるしあげるのか?私はそれが知りたい

みたいなものでしょうか。

大東京トイボックス  (9) (バーズコミックス)

効率が限界に達した先に、何が起こるのかを知りたい。なんなら自ら死んだ世の中をぶち壊してもいいわけです。それは面白きこともなき世を面白くする革命となるでしょう。