バカラ必勝法の可能性

バカラの統計を分析して遊んでいますが、やっと身になる結果が発見されたかもしれません。バカラには必勝法がある可能性があります。

前回の結果として 0~4 の小さいカードが多いと player に有利で、5~9 の大きいカードが多いと banker に有利という結果を得ました。特定の一枚のカードではなくて、デッキに含まれていると好ましいカードに全体的に偏りがある場合の控除率の変化を調べてみました。

上のグラフはデッキに含まれる 5~9 のカードの割合と控除率の関係を示しています。偏りがない場合には rate = 5 / 13 = 0.38 です。驚くべきことに偏りが大きくなると控除率が 0 を下回る、つまり賭けの期待値が 1 を超える場合があることがわかります。5~9 のカードが 約 60 % を超えると banker に賭けたときの控除率が 0 を下回り、 約 18 % 以下になると player に賭けたときの控除率が 0 を下回ります。これはつまり、バカラでカウンティングが有効なことを示しています。ただ、控除率が負になる場面はかなり稀そうです。

一方で、実益がありそうな知見としては、player, banker の控除率が逆転するのは頻繁にありそうだという点が挙げられます。わずかな偏りで逆転が起きています。バカラは banker に賭けるのがわずかに有利だというニワカ知識だけで banker にだけ賭け続けてると、実際には不利な賭けをしている可能性があります。

さらに、偏りというのは一般に終盤のほうが大きくなります。つまり、デッキのカードが減ってくると最適な賭け方の控除率が減って遊びやすくなってきます。したがって、序盤は少なく賭けて、カードの偏りを見極めながら、終盤に大きく勝負に出るのが、効率的な遊び方だと言えるでしょう。