ブロックチェーン技術についてのまとまりのないメモ書き:
- 中央で管理されたデータベースでなしに、P2Pのネットワークの上にトランザクションを発行できるのが画期的。
- ネットワーク上に存在するのはコミットログだけ。
- トランザクションは10分毎にブロックチェーンに追加されていく。ブロックチェーンに追加されていないトランザクションは有効ではない。
- トランザクションが実際に有効になるのは、トランザクションを含むブロックチェーンが後ろに十分伸びたとき。
- 10分をもっと細かくすることは可能そう。攻撃のリスクが増えそうな感じがする。
- 性能は原理からして高めようがない感じがする。
- トランザクションの承認(Proof-of-Work)の計算は誰でも出来るが、CPUコストがかかる。
- 過去の履歴を覆すほどのコストを払える人はいないということが安全性を担保している。
- CPUコストがビットコインの価値の裏付けをしている。計算自体が価値を持つという事例は歴史上初めてでは?
- IPアドレスの数ではなく、CPUパワーで投票をするConsensusアルゴリズム。(厳密には consensus でない)
- Proof-of-Workの計算はCPUの空回しに近い無駄な計算なので、世の中的に意味がありそうな計算をさせれないか?素因数分解とか←有意義?
- 関係モデルでもKey-Valueでもいいが汎用的なデータ構造を取り扱えるようできたら使いやすくなるかも。
- トランザクションログ(ブロックチェーン)は永遠に伸び続ける。ログのcompactationは可能そう。compactationされたログはbittorrentといった既存のP2P技術で配布できる。
- compactationされたデータを配布するサーバーを立ててもいいけど。サーバーの妥当性をP2Pネットワーク上にあるデータから検証できればよい。
- 過半数が空気を読んで同じプロトコルで動いているから有効←信用の本質?
- Proof-of-Workのプログラムに悪意があったら死ぬが、この妥当性はオープンソースのプロセスで検証するしかなさそう。
- ACID特性は満足するか?一時的には満足しないが、結果としては満足している雰囲気。
- ブロックチェーン技術に関しては匿名性はあまり本質ではなさそう。暗号としては弱そうな印象。匿名性を高めるための努力は必要なのか?
- 契約とかそういったものの商習慣が変わるかも。印鑑証明だとか、互いに契約書のコピーを持ってみたいな。契約の中身は隠しつつ2者の間で契約があったことをブロックチェーン上に記録に残せるかも。
- SSLサーバー証明書とかドメインの管理とかもそういったものもブロックチェーンで管理できる?
- ブロックチェーンの他の用途の仲介手数料にbitcoinを使うのか?bitcoinの通貨としての用途にはそれぐらい?
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