読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

究極の出会い系サイトを作る方法: 現実を参考にするアプローチ

計算機

前回 究極の出会い系サイトを作る方法: 好みを推測するアプローチ - 超ウィザード級ハッカーのたのしみ
前々回 合コンアプリ: 安定結婚問題とGale-Shapleyアルゴリズム - 超ウィザード級ハッカーのたのしみ

最適なマッチングを求める方法として以下の2つのアプローチが考えられる。

  1. 好みを推測するアプローチ: 効用関数法
  2. 現実を参考にするアプローチ: ボナンザメソッド

しかし、前者の効用関数法に関しては、実現が難しいことを前回述べた。今回は、後者の現実を参考にするアプローチ: ボナンザメソッドについて述べる。

現実を参考にするアプローチ: ボナンザメソッド

効用関数法とは、数学的に最適な解を見つけよう試みであった。しかし、発想を変えて現実はすでに十分最適化されているとみなすならば、それに近づけるというアプローチが考えられる。

将棋ソフトのボナンザはこのアプローチで革命を起こした。ボナンザ以前は、コンピュータの計算で最もいいとされる手を探していたが、ボナンザは人類で最強羽生の手を最適とみなして羽生に近い手を指すという方法をとった。これがボナンザメソッドである。最近はやりの機械学習を用いた手法である。

現実のカップルや夫婦は十分に安定な組み合わせといえるのではないだろうか?現実のカップルはおそらく、手の届く範囲で当人にとってもっとも良い相手と組み合わされているのでなかろうか。

GSアルゴリズムのように、男性はとりあえず最高の人にプロポーズして、女性はプロポーズされたらとりあえずキープして、もっと良い人が現れたらすぐに乗り換えるなんてことが、あからさまにされているわけではない。しかし、プロポーズするほうは、おおよそ自分に吊り合っていると思われるところにプロポーズして、プロポーズされるほうも妥当と判断した場合に承諾するに違いない。そうやって、作られた組はかなり安定な組み合わせに近いと思われる。

そこで、現実の男女の組み合わせを分析すれば、最適な組み合わせを求める方法が得られるのではないだろうか。

現実の組み合わせに影響しているパラメータとしては、

  • 学歴
  • 当人の職業・年収
  • 親の職業・年収
  • 住んでいる地域、出身地
  • スクールカースト
  • 民族・宗教

等が考えられる。これは仮説であるが、これらのパラメータを元に現実のカップルを分析したら、おおよそ同じような近い地域に住んでいて、同じような学歴で、同じようなスクールカーストに属していた人がカップルになっているのではなかろうか。

特にスクールカーストについては、趣味や性格や容姿を数値化するのが難しいという問題を解決するように思える。ジョックスとナードが組み合わせれることは、学校の中でもまずありえないが、それが学校を出てからもありえないと思われる。その人がスクールカーストのどこに属していたかが分かれば、容姿や趣味から釣り合う人を求めなくても、同様の結果が得られるのではないだろうか。

facebookmixiの交友関係等を調べれば、スクールカーストについて判断するのは難しくないと思われる。facebookにはどういう人がカップリングされているかのデータも無限に存在する。SNSからカップルの法則性を見出すことができれば、最適な人を紹介することができるようになるはずだ。

究極の出会い系サイトあるいは結婚相談所を作るには、SNSのデータを利用するのがいい。是非これをやってみたいのだが、誰かザッカーバーグや笠原が知り合いにいる人いないだろうか?