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人の上に立たせたらあかん奴1:  偉くなりたいと思う人

考察

人間に上も下もないとは思うのだけれども,立場には上下がある.人が集まって事を行うためにはやむを得ないことだ.

しかし,人の上に立たせたら,事態をいたずらに混乱させるだけで,害悪になる人種はいる.仕切る人がいないなんてありえないので,ないよりはましだが,その種の人間は可能であればすげ替えるべきだ(現実的に不可能だが).

その種の奴というのは以下:

  1. 偉くなりたいと思う人
  2. 成果をあげている人
  3. 正統性のない人

今回は1について.


一般に,偉い人が偉くなるのではなくて,偉くなりたい人が偉くなる.だが,偉いことが最も重要だと思う人が偉くなったらどうなると思う?

人が集まるのは,なにかしらを生産するためだ.生産するのは,人でも物でも金でも情報でもなんでもいい.企業なんて最たる例だ.*1

偉いことが最大の関心の人が偉くなったら何をするか;自分が偉いことを確認することに注力するのだ.

私の人間観の核をなすものの一つが,”人間は猿だ”というのがある.偉くなりたい人は,猿性が強い人なのだ.群れを支配したいという欲望は,たぶん心の深いところにある欲望だと思う.その本能に,素直に従ってる人なのだ.上位の猿は,下位の猿に制裁を加えて,立場を確認するじゃない?偉くなりたくて偉くなった人って,それをするのだ.

喚いたり,吠えたり.しかし,生産的なことにはあまり興味がないから,具体的なことは知りたがらないし,言わない.一般論を振りかざして(正しいに決まっている),優位を示す.論理が大好き;論理的に間違っていることは絶対間違っていると一般になっているし,それを指摘したら自分は頭がいいみたいに思える.*2

優位を示す作業が何の生産性もないことは自明だろう.気持ちいいに違いないから,わからんでもないけど,そういう人の娯楽のために組織があるわけではない.

偉くなりたいという感情は,悪くない;別に良いも悪いもない.それに支配されてしまったら,害悪だ.

偉くなって偉いことの気持ちよさに捕らわれてしまうこともあるだろう.偉くなりたいなんて気持ちないけど,何かの間違いでそうなってしまったとしても,権力の魔力に取り憑かれた醜い人にはなりたくない.

*1:大学みたいに,表向きは生産のためだが,実際は違う例もあるけれどここでは無視する.

*2:私は論理ゲームなんて馬鹿がすることだと思っているのだけれど,それは別の話.